書籍

- 発売日
- 1999年09月20日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60797-9
藩と日本人
現代に生きる<お国柄>
著者 | 武光 誠著 《明治学院大学助教授》 |
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主な著作 | 『名字と日本人』(文春新書) |
税込価格 | 723円(本体価格657円) |
内容 | なぜ大阪人はケチなのか? 会津人は長州人と仲が悪いのか? 今なお私たちが持つ藩意識の淵源を探りだすことで地域のあり方を考える。 |
古代から中世にかけて村落という小さな共同体のなかで生活してきた日本人は、江戸時代になると藩という新しい単位にまとめられた。明治維新以降、藩の支配が一掃され全国一律の均質化した社会に向かうなかでも、われわれのなかで生き続けた藩の文化=<お国柄>とはどのようなものか。 本書は、日本最大の藩・加賀、辺境の藩・薩摩、津軽、藩支配が一つの気質をつくりあげた岡山、庄内、藩の成立がその領域の均質化を生み出した南部、秋田、米沢、山形、天童などの例から、さまざまな<お国柄>の成り立ちや人々の関わり合いを考える。 目次より、
●お国柄と江戸時代の藩
●織豊政権から藩の成立
●地縁にもとづく藩、もとづかない藩
●最大の藩、加賀100万石
●岡山藩と庄内藩の藩政
●辺境の藩、薩摩、津軽、松前
●廃藩置県がもたらしたもの。 地域のあり方が見直されつつある現在、藩単位の多様な文化のルーツを歴史の流れのなかで論じる一冊である。
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