保険犯罪調査官
発売日
1999年10月14日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-60885-3

保険犯罪調査官
人間の闇に迫る衝撃の手記

著者 福島正人著 《元保険調査員》
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 生命保険Gメンとして、保険金を騙し取ろうとする知能犯、悪党と闘い続けた日々を描く渾身のノンフィクション! 現実は小説より怖い!



 現実は、小説よりも恐ろしい! 「和歌山保険金詐欺事件」「長崎保険金殺人事件」など、連続する保険金犯罪はなぜ起こるのか? そしてこれらは、全体のごく一部にすぎない! 本書は、著者が生命保険調査機関特別調査課の保険調査員として、現場の最前線で様々な事件と闘い続けた実録ノンフィクションである。 著者が日夜格闘した相手には、シゴト師と呼ばれる保険金詐欺師、詐欺師と結託して保険費を騙し取る医者、保険金を資金源とする極道、そして 普通の人々が金儲けするために家族に掛けた保険金など枚挙に暇がない。 例を挙げると、
●患者を「カモ」と呼ぶ院長 
●人間の指の値段 
●疑惑の「婚約者」 
●死が間近の妻にかけられた保険金等々。 著者は、これらの犯罪を防ぐために、警察と調査機関が連携した官民合同の捜査当局の設置、医師に調査への協力を求める義務規定の制定、保険会社の告発義務などを挙げる。 自らの命に掛けられたお金を守るためにも全国民必読の一冊!