日米安保とは何か
発売日
1999年11月18日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-60889-1

日米安保とは何か
その成立から新ガイドラインまで

著者 草野 厚著 《慶応義塾大学総合政策学部教授》
主な著作 『国鉄改革』(中公新書)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 新ガイドライン関連法の成立で、日米安保体制は新しい局面に入った。そもそも日米安保とは何か。その歴史と今後の課題を図表、写真も交えて解説する。



 ガイドライン関連法案が成立し、目下、防衛問題の関心事は、有事法制整備である。しかし、なぜ今、周辺事態法、そして有事法制整備なのか。そもそも日米安保とは何なのか、日米安保条約はどのような過程を経て成立したのか。それは、もともと米国が求めたものなのか、日本が求めたものなのか。同盟としての日米関係は現状のままで果たしてよいのか。 本書は、旧日米安保条約からおよそ50年を経て噴出している日本の防衛論議を踏まえ、日米安保の歴史を紐解き、将来の課題をまとめたものである。 具体的な項目としては、「憲法第九条・戦争放棄の本当の意味」「安保反対の大規模なデモはなぜ起きたのか」「日米安保条約は国連憲章の枠内にある」「共同宣言は新しい時代の安全保障を提起した」「日本人の安全保障観が問われている」などなど。 一般のビジネスマンや学生を対象とした、憲法論議の前に押さえておきたい、日米同盟の基本常識・決定版!