古建築の見方・楽しみ方
発売日
2000年01月11日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-60964-5

古建築の見方・楽しみ方
これで神社や仏閣の意味がよくわかる

著者 瓜生 中著 《仏教・東洋哲学研究家》
主な著作 仏像がよくわかる本』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 お寺はどんな場所に建てられるのか? 神社の鳥居や注連縄にはどんな意味があるのか? 古建築の由来と意味を豊富な図版と共に解説。



 世に仏像の見方を扱った本が出はじめてから、たて続けに何種類ものその種の実用書が刊行され、いずれもロングセラーとして売れている。その一方で、仏像を包んでいる外側、すなわち建築物の方にも興味を持つ人が増えてきたという。著者は現在、カルチャースクールで仏像鑑賞の講座を担当しているが、受講生からは、「ぜひ古建築鑑賞の講座も開いてほしい」という声が多いという。それが本書の企画の発端になっている。

 考えてみれば神社の鳥居やお寺の狛犬、五重塔の意味を知っている人がどれだけいるだろうか。我々はふだんそこまで知らずに参拝しているわけだが、その意味を知れば、もっとお寺や神社のありがたみがわかろうというものである。古い建築物にはそれだけで古人の深い願いと知恵が結集されているのである。

 本書は、我々になじみの深い神社と寺院の建築物に焦点をあてて解説すると共に、全国の主な古社・古寺案内についても旅のお供に最適の一冊である。