遺伝子組み換え食品のすべて
発売日
2000年01月13日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-60971-3

遺伝子組み換え食品のすべて
「組み換え」「不分別」「組み換えでない」の表示の意味

著者 野辺名 豊著 《フリージャーナリスト》
主な著作 「2000年問題」のすべて』(PHP研究所)
税込価格 859円(本体価格781円)
内容 遺伝子組み換え食品とは何か、安全性はどうか、これらの政治的背景など話題の「食品表示」を徹底解説した一冊。



 「遺伝子組み換え食品の義務表示化が新聞等で騒がれはじめてから、お客様から『これは遺伝子組み換えなの?』という質問を受けることが現場で多くなってきた」と、あるデパートの店員は言う。1999年は、ある意味で遺伝子組み換え食品に対する消費者の不安感が頂点に達した年であったともいえる。

 農水省は、2001年4月から30品目の食品に対して、遺伝子組み換え食品の義務表示化を決定した。

 そこで、本書では「遺伝子組み換え食品」についてのさまざまな問題点を掘り下げることにした。特に注目したのは、「遺伝子組み換え食品」と、私たちの「食の選択」とのかかわりである。一番問題と思われるのは、これほど騒がれながらも、遺伝子組み換えとはどのような技術であり、また安全性に関してどのようにチェックが行われているのか、知っている人は少ない。あえて「それはなぜか」を考えてみたのがこの本である。