2000年からの大転換
発売日
2000年01月27日
判 型
小B6判上製
ISBN
978-4-569-60989-8

2000年からの大転換
回復の10年が始まる

著者 長谷川慶太郎
田原総一朗
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 中央省庁改革と地方分権改革、会計原則や決算発表方式の国際化……。すでに始まった大変化の是非をめぐって、両論客が激論を交わす。



 2000年という新しい年がスタートした。振り返れば、90年代に入ってからの日本は落ち込む一方であった。この落ち込んだ状況から立ち直るために、日本は何をどう変え、どの方向に進むべきなのか。

 一方、日本の政治、経済を取り巻く環境は、ここ一年ほどで大きく変化している。官主導体制の終焉、情報公開の進展、会計原則や決算発表方式の国際化、他業種からのニューカマーの出現、等々。

 そうした環境の変化に対応するためには、国家も企業も個人も変化を余儀なくされる。必然的に、過去の成功体験は通じなくなる。護送船団行政に甘んじてきた業界は淘汰される。所得の格差をつけない企業に優秀な人材を確保できない。サラリーマンの時代も終わる……。

 政治、経済の最先端を追い続けてきた両論客は、変化とのベクトルをめぐって激論を交わしつつも、この変化が「回復の始まり」であることには意見を一致させる。そして、「日本の世紀」が始まることにも。