書籍

- 発売日
- 2001年01月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61459-5
ユーロランドの経済学
政治の思惑・通貨の力学
著者 | 浜 矩子著 《三菱総合研究所主任研究員・経済調査部長》 |
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主な著作 | 『ネクタイを締めた海賊たち』(日本経済新聞社) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 誕生から3年目を迎えるユーロ。為替相場低迷の背景に潜む、国民国家の論理と新たな経済力学であるグローバリズムの相克という問題を探る。 |
1999年1月1日、四十年におよぶ紆余曲折を経て、統一通貨ユーロが産声をあげた。それから二年。グローバリズムを追い風とした経済の力学に、各国の国益を固持しようとする政治の力がブレーキをかける――ドルに対抗する新たな基軸通貨たる期待を担いながらも、政治と経済のせめぎあいの只中で、ユーロ相場は下がりつづけた。
各国の経済事情を無視した単一金利がもたらす様々な矛盾、「貧しき隣人」たる東方諸国の加盟問題、国民の反ユーロ感情の舵取りが難しいイギリスの動向、加盟国拡大に伴う意思決定方式の改革等々、生まれながらに多くの難問を背負ったユーロ。なぜ彼らはそれほどまでして「統一」にこだわりつづけるのか? 果たしてユーロは順当に成長し、世界経済に影響力を発揮していくことができるのか?
ロンドンの滞在経験も長い、ヨーロッパ経済の第一人者が、日本からはなかなか見えてきにくい、ユーロ経済の真の実力とその展望を読みとく。
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