書籍

- 発売日
- 2001年02月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61477-9
江戸人の老い
著者 | 氏家幹人著 《国立公文書館図書専門官》 |
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主な著作 | 『大江戸死体考』(平凡社新書) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 江戸の人々は「老い」の宿命とどうつきあったのか? 暴れん坊将軍・吉宗から作家、僧侶まで、三者三様の隠居後の姿を、貴重な史料から描き出す。 |
頑健・有能な大将軍・徳川吉宗にも「老い」は訪れた。半身麻痺と言語障害を抱え手厚い介護を受ける一方で、側近たちに対しては往年の為政者としての力を発揮しつづけたという。
埋もれていた史料『吉宗公御一代記』を基に晩年の新たな吉宗像を提示。大河ドラマの名場面で見せる覇気も、全くの虚実であることが判明する。
また、家族との確執に悩み、七万字もの遺書をしたためたある偉人。そして世の安直な風潮を醒めた目で観察し、十八年にもわたる散歩の記録を残した不良老人。こうした対照的な二人の姿を通して「老いの豊かさと孤独さ」に迫る。
江戸の死体から性風俗・少年愛まで……。歴史で語られることの少ないディープな話題を掘り起こした過去の作品で、人気のある著者。今回も「老い」という江戸時代のマイナーなテーマに挑戦し、それを見事ユーモラスに描写している。
それからの人生をどう生きるか? 時代を超えて変わらぬ人生最後の問いへの示唆。
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