書籍

- 発売日
- 2001年04月26日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-61610-0
長銀はなぜ敗れたか
著者 | 竹内 宏著 《静岡総合研究機構理事長、経済評論家》 |
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主な著作 | 『路地裏の経済学』(新潮文庫) |
税込価格 | 1,595円(本体価格1,450円) |
内容 | 長銀はなぜ倒産せざるを得なかったか。日本の「失われた10年」を象徴する事件の全容を、長銀と半生を共にした著者が反省を込め明かす。 |
銀行は、不良資産を償却し続けたにもかかわらず、地価が低下したので、現在も膨大な不良資産に苦しんでいる。最近、企業の不良資産の大規模な処理をすぐに実施すべきだという主張が多くなった。政府は、97年から98年にかけて厳しいハードランディング論に則って、金融危機を克服しようとしたが、その結果は大失敗だった。政府は大きな財政赤字を抱え、拓銀、長銀、日債銀が相次いで倒産した。長銀の場合には、破綻後の処理について4カ月も政争の道具になり、経営基盤をボロボロにされ、最後に公的管理に置かれた。資産10兆円の国有長銀がたった1200億円の価格でアメリカ系の投資ファンドに売られた。長銀と深い取引をしていた幾つかの企業は新生銀行が役割を放棄したため、倒産した――。本書は、長銀倒産の原因や倒産の影響について具体的に記し、問題の先送りや準備なしのハードランディングの危険を警告する。当事者の一人であった著者による記録。
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