書籍

- 発売日
- 2001年06月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61641-4
源頼朝―鎌倉殿誕生
著者 | 関 幸彦著 《鶴見大学文学部教授》 |
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主な著作 | 『武士の誕生』(NHKブックス) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 七百年も続く武権利をいかに築いたか。挙兵から日本国誕生までの十年に及ぶ戦いを通して、手本なき時代の先駆者・頼朝の実像を示す。 |
東国における反乱勢力として出発し日本初の武家政権を確立した鎌倉殿・源頼朝。
お手本なき時代に自己の権威をいかに磨いたか。京の朝廷に対する距離の取り方が意味するものとは? そして源平合戦、義仲・義経との内乱期に見せた巧みな政治的手腕とは?
以仁王の令旨を継ぐ正統性の主張、坂東武士の主従の論理、そして王朝に対して時折示す簒奪政権としての武の脅威……。これらを使い分け、カリスマ性と「正義の戦い」を巧みに演出することで、自己の権威に磨きをかけ、武のシステムを日本に築き上げた。
本書では、源平争乱から奥州合戦に至る最も濃密な十年、つまり治承四年、文治元年、建久元年の三つの時期に焦点をすえながら、鎌倉殿誕生の過程を描く。この年代記風の叙述を通して、武家とは、中世とは何か、さらには日本とは何かにまで迫る。
これまでの中世研究の概略を抑えた談論と、頼朝や鎌倉にまつわる小話をコラムとして掲載。初学者にも便利な一冊。
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