「勝ち組」の構想力
発売日
2001年07月13日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61699-5

「勝ち組」の構想力
21世紀、われわれはいかに富を創出するか

著者 大前研一
田原総一朗
主な著作 Re-Boot!』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 勝つ組織、勝つ個人はどこが違うのか。日本、そして世界の「勝ち組」の戦略に焦点を当てながら、21世紀を生き抜くヒントを大胆に提示。



 小泉内閣誕生を境に、「構造改革」がさかんに叫ばれている。だが、なぜ構造改革が必要で、その先にどのような繁栄プランがあるのかといった話はあまり聞こえてこない。「目標」「戦略」「構想」といったものが、国にも企業にも欠如しているのではない。

 「構造改革」が必要な前提として、大前氏は「社会の基本的な概念が崩れてきた」と指摘する。現在は、情報、資金、企業、個人が国境をいとも簡単にまたぐ「ボーダレス経済」「ネットワーク社会」の時代である。そのような時代には、「勤労の付加価値」の大部分が人件費の安い国へ移行する。だとすると、日本はこれから何でメシを食っていけばよいのか。いかにして富を創出すればよいのか。また、そのような時代にあっても、世界には、繁栄を謳歌する国ならびに「勝ち組」企業が存在する。彼我の差はどこにあるのか。

 時代を切り拓く発言でメディアを席巻する両論客が、新世紀を生き抜くヒントを大胆に提示。