書籍

- 発売日
- 2001年07月13日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-61718-3
若者のすべて
ひきこもり系VSじぶん探し系
著者 | 斎藤 環著 《佐々木病院精神科医長》 |
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主な著作 | 『社会的ひきこもり』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 精神科医による渋谷や原宿、池袋の若者フィールドワーク。じぶん探しVSひきこもりという枠組みが画期的な若者論・文化論として結実。 |
本書は渋谷、原宿、池袋などに集う若者たちを精神科医の著者がインタビューし、分析した若者論。巷にあふれる若者論と一線を画するのは「じぶん探し系」と「ひきこもり系」の二極分化という新しい枠組みだ。例えば渋谷系は、自己像が曖昧なために安定した自己像を求めて過度にコミュニカティブになりがちな「じぶん探し系」。一方、原宿系は自己像が明確なので、あまりコミュニカティブにはならない「ひきこもり系」と分析される。この図式は表現ジャンルにも応用可能だ。じぶん探し系の代表は村上龍、とんねるず、浜崎あゆみ。ひきこもり系の代表は村上春樹、松本人志、宇多田ヒカルなどである。著者自身がひきこもり系なためか、ひきこもり系の創造性が称揚され、次世代の若者モードとして、ひきこもりの適応形態が新しいとされる。読者自身がどちらの系か、また身近な他人がどちらの系かという興味で読んでも面白い。ストリート感あふれる写真も「買い」である。
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