書籍

- 発売日
- 2001年10月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61846-3
環境問題とは何か
著者 | 富山和子著 《立正大学教授》 |
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主な著作 | 『水と緑の国日本』(講談社) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 日本の自然は、絶えず人間の手を経ることで保たれてきた――環境の世紀である21世紀を迎え、自然に対する考え方を根本から問い直す。 |
21世紀は環境の世紀。そしてその資源は水と土――日本人は古来、急峻な厳しい地形と闘いながら、この資源を作りあげ営々と養ってきた。
だが現在、足元を見れば、山村の過疎、水問題、放置された森林……山紫水明と言われた地は「手抜き列島」と化している。このままだと、水は飲めない、森がなくなる、という事態も起こりうる。
著者は言う山・川・海・米があるのも、それを守る人がいたから。その守り手の歴史と知恵を人類の生きる術として、世界に伝えていく、それなくして環境は語れない、と。
著者は、「水と緑と土は同義語」「水田はダム」との理論を提起したことでも知られ、日本における環境問題の草分け的存在。
「割り箸守って緑を守ろう」「スギ、ヒノキを馬鹿にするな」「失業対策も緑化だった」「自然を守るとは自然を利用すること、農林漁業を守ること」……。日本人の自然観を根本から問い直す、環境問題を考える全ての人に読んでほしい一冊。
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