イスラム世界のこれが常識
発売日
2001年10月29日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-61911-8

改訂版
イスラム世界のこれが常識
政治・宗教・民族 55の鍵

著者 岡倉徹志著 《富山国際大学教授》
主な著作 『サウジアラビア現代史』(文藝春秋)
税込価格 1,485円(本体価格1,350円)
内容 ぐっと身近になったイスラム世界の全てを基礎から最新動向まで徹底解説。あなたの知らない情報満載で、ニュースがみるみる早わかり。



 ラマダーン(断食)、インティファーダ(大衆蜂起)、ジハード(聖戦)。近年その動向が注目されるイスラムは、日本人にとってなお未知の世界。

 湾岸戦争後、各地でイスラム原理主義者によるテロ事件が相次ぎ、一般的にイスラムは野蛮で好戦的であり、先進国の人間にとっては理解不可能な「遅れた宗教」といった偏見が目立つ。しかし、全世界の五人に一人を占めるイスラム教徒は、大半が平和を愛好する人々であり、原理主義勢力とは区別しなければならない。

 では、なぜイスラエルでは彼らとユダヤ人との抗争が延々と続くのか。なぜ彼らはアメリカを目の仇にするのか。いったいイスラムとはどのような宗教であり、その求心力の根源は何処にあるのか。

 信仰、風習、歴史、政治、原理主義の五つをキーワードに、専門家である著者が55の素朴な疑問にわかりやすく答える。メディアを通して伝えられるイスラム世界のすべてを把握して、今後の国際情勢を完全理解。