「あぐり美容室」とともに
発売日
2002年04月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62134-0

「あぐり美容室」とともに
94歳の美容師、心は老いずがモットーです。

著者 吉行あぐり著 《美容師》
主な著作 『梅桃(ゆすらうめ)が実るとき』(文春文庫)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 大人気だったNHK朝の連続テレビ小説「あぐり」の原作者は94歳のいまも現役美容師。家族のこと、健康の秘訣、日々の楽しみを語る。



 平成9年に放送され高視聴率だったNHKの朝の連続テレビ小説「あぐり」の原作者・吉行あぐりさんは、94歳になるいまも、シャンプーからカット、パーマまでをたった一人でこなす、現役の美容師さん。

 若くして夫が突然死。三人の子ども(長男・吉行淳之介、次女・吉行理恵は芥川賞作家。長女・和子は女優)と義母と借金を抱え、寝食を忘れて働いた無我夢中の日々から、いまは予約制で一日一人か二人のお客様で東京・市ヶ谷で営業中。

 また、「身は老いるとも、心は老いず」「新しい体験をすると、寿命が75日延びる」という言葉を座右の銘にして、90歳をすぎてから50年放っておいた白内障を手術して視力を取り戻し、焼肉と海外旅行に開眼、メキシコ、ネパール、上海へ。毎日の散歩のこと、同じマンションの別の階に住む仕事を持って忙しい二人の娘との関係、健康のため心がけていることを語る。

 いくつになっても、どんなときでも、人生を楽しむコツ。