ペット感染症が危ない!
発売日
2002年10月03日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-62360-3

ペット感染症が危ない!
あなたと動物(ペット)を守る正しい知識

著者 岡部信彦著 《国立感染症研究所感染症情報センター長》
主な著作 『感染症から身を守る本』(河出書房新社)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 ペットとして飼っているイヌやネコなどから知らず知らずに人にうつる怖い病気、「ペット感染症」が増えているという。その実態を紹介。



 最近ペットを飼う人が増えている。確かに、人のパートナーとして動物を飼う意義は大きいし、可愛いものである。しかし、あまりに可愛がるあまり、キスをしたり、いっしょに寝たりと、度を越えたつき合いは、ペットがもつ怖い病気をうつされる可能性があるのである。ペットは、あくまで人間ではなく、動物であることを知っておかねばならないのである。

 パスツレラ病、サルモネラ感染症、狂犬病、エキノコックス症、ブルセラ病、猫ひっかき病、トキソプラズマ症、Q熱、オウム病、クリプトカッカス症、野兎病、アライグマ回虫症などなど、本書は、ペットからヒトにうつる感染症について、わが国の感染症研究の第一人者が詳しく解説する一冊である。

 感染症の特徴としては、微熱があり、体がだるいなどの症状が多く、そんな症状が続く人は、ペット感染症を疑ってみても良いかもしれない。正しい知識をもち、ペットと付き合っていくことが大切なことなのである。