[図説]宮本武蔵 五輪の書
発売日
2002年12月13日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-62558-4

[図説]宮本武蔵 五輪の書

著者 息吹友也著 《東洋思想研究家》
主な著作 『100億年後の地球』(ごま書房)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 60戦無敗の闘いぶりから、その人生に見られる武士道の思想、「五輪書」の現代語訳まで、武蔵の魅力をあますところなく解説した一冊。



 混迷の時代といわれる現代にあって、人々はみな漠然とした不安をかかえ、人生の指針を見失っているかに見える。そして、こうした背景もあってか、今、宮本武蔵が注目されている。その昔、命がけで道を求めた男。天賦の才能に恵まれながら、心は常に霧の中でもがいていた男。本書は、そんな武蔵の人生を追い、彼の残した『五輪書』を現代語版に読み解き、また彼のバックボーンとなった武士道という思想についてまで述べている。本書の中でも特筆すべきは、巌流島における「武蔵VS小次郎戦」を、武蔵・二天一流の後継者である一川英機氏の解釈のもと、写真を使って丁寧に解説したところにある。読者は、謎に包まれたこの歴史的一戦をいま改めて目の当たりにすることになる。また本書は、武蔵が残したさまざまな書画を紹介しつつ、そこから読み取れる武蔵「勝負における哲学」も解説している。2003年NHK大河ドラマ『武蔵MUSASHI』を10倍楽しむ本。