菊花の香り
発売日
2003年02月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62669-7

菊花の香り
この世でいちばん愛されたひと

著者 金河仁著
宮本尚寛
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 こんな愛があったのだ! 勇気ある男性の情熱と、一人の女性の純粋な愛情と母性……愛とは何かを問いかける実在の話に、魂を揺さぶられる。



 韓国で大ベストセラーとなっている恋愛小説。中国、台湾でも翻訳出版されアジア中を感動させている物語。

 あたたかい性格、寛大で魅力的な男性、スンウ。通学途中に地下鉄の中で、ほのかに菊の花の香りを漂わせる女性と出会う。スンウより3歳年上のミジュは、ざっくばらんな性格で、野生の菊の花を思い起こさせる、さっぱりした女性だ。

 大学4年間、ミジュはスンウを後輩としか考えなかった。ミジュは卒業後映画作りに没頭するが、思い通りに事は運ばない。ミジュだけを見つめつづけていたスンウは、卒業後、放送局のPDとして働くことになる。

 ずっとミジュを思いつづけていたスンウは、スランプ状態のミジュと運命的に再会し、想いを伝える。スンウの気持ちが初めてわかったミジュは、大学時代の思い出がつまった海辺でスンウの気持ちを受け止める。二人はお互いのことを真剣に考えなかった過去を清算するかのように、深く愛し合うようになるが……。