北朝鮮の最終結末
発売日
2003年07月25日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62912-4

北朝鮮の最終結末
東アジアの冷戦はかく崩壊する

著者 長谷川慶太郎著 《国際エコノミスト、政治・軍事評論家》
主な著作 軍事がわかれば世界が見える』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 なぜ日本人は北朝鮮を見誤るのか。中国・米国の思惑とは。そして世界は北朝鮮をどうするのか。最新情勢と歴史から読み解く決定的分析!



 拉致事件を契機として、徐々にその真実の姿が日本人の前に明らかにされてきた北朝鮮。しかしまだまだ、その真実に迫りきっているとは言い難い。なぜ彼らは、このような体制を保持し、何をしようとしているのか。彼らの行動の背景にあるものは何か。中国との関係は? 長年朝鮮半島を注視しつづけてきた著者が、北朝鮮誕生の背景から、現在の中国の路線転換まで俯瞰しつつ描き切る、渾身の分析である。

 さらに、著者は「単なる『金正日個人独裁体制』の崩壊がいつ頃か、というようなごく限られた範囲内での議論は、もはや許されない」と語る。北朝鮮の崩壊によりもたらされるものこそ、東アジアにおける冷戦の終結である。欧州方面ではベルリンの壁の崩壊とともに、冷戦は終結を迎えた。いよいよ東アジアの冷戦も終結しようとしている。その流れを見据えた時に、日本がすべきことは何かが問われるのである。

 歴史は再び激動する! 覚悟を決めよ、日本!