国益会議
発売日
2003年06月20日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62923-0

国益会議
「アメリカ一極支配時代」を日本はいかに生き抜くか

著者 日下公人
田久保忠衛
志方俊之
主な著作 5年後こうなる』(PHP研究所)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 アメリカが新たな世界的枠組を構築しようとするなか、日本はどうする――。日本の国家戦略について一家言を有する四者が激論を交わす。



 米ソの冷戦が終結し、先のイラク戦争においてアメリカが圧勝を遂げたいま、もはや国連は機能せず、国際社会も存在していないという「アメリカ帝国」の完成、アメリカによる「新世界秩序」の形成を、われわれ日本人は目の当たりにしている。そのような現実を前に、「日本は自らどこに立つべきか」という議論が数多く交わされてきたが、ともすれば、それらは「反米か、親米か」という二元論的な枠の中で、状況適応としての選択論の域にとどまっていたにすぎない。

 そもそも、日本にとっての国家戦略とは何か。アメリカとの同盟関係はどうあるべきか。また「新世界秩序」とはいかなるものであり、日本はその中で、いかに日本として自立し、生き残りを図っていくべきか――。日下公人氏が日本の潜在力から、田久保忠衛氏が日米関係の重要性から、志方俊之氏が情報と軍事面から、西村眞悟氏が政治の現場からと、それぞれ異なる立場、視点から知的火花を散らす会議録。