書籍

- 発売日
- 2003年08月25日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-62942-1
壊れてゆくアメリカ
愚かな理想・ゆがんだ民主主義
著者 | ヘザー・マクドナルド著 長縄忠訳 貝塚泉訳 |
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主な著作 | <貝塚・好評既刊>『金で買えるアメリカ民主主義』(角川書店) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 「世界一優秀な」財団・官僚・教師達の愚行により、米国社会は今とんでもないことになっている。俊英社会学者の無視できない報告書! |
ある高校教師は、生徒にストリートでの落書きの仕方を教えている。一般的なロースクールでは、自らの個人的な体験をもとにして法的判断を下すやり方が主流になっている。スミソニアン国立自然史博物館の、ライオン一家が水辺でくつろぐ光景のジオラマの横には、一時「性差別主義が見られます」という博物館が用意した注意書きが添えられていた。
アメリカ社会は今、まちがいなく奇妙にゆがんでいる。俊英女性社会学者である著者は、その原因を、「社会を支配するエリートたちが、ある奇妙なイデオロギーをこぞって信奉しているからだ」と分析している。その奇妙なイデオロギーとは、ひとことでいうと「幼稚で過剰な多文化主義」であり、日本人には想像もつかない愚かな理想といえよう。本書は、官僚、財団、マスコミらの自己欺瞞を鮮やかに糾弾し、真に成熟した民主主義社会を提案する渾身のノンフィクション。発売後たちまちベストセラーとなった問題作である。
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