書籍

- 発売日
- 2003年09月16日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-62947-6
韓国人から見た北朝鮮
独裁国家のルーツ
著者 | 呉善花著 《評論家》 |
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主な著作 | 『韓国併合への道』(文春新書) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 北朝鮮のルーツは李朝にあった。それは韓国にも共通の文化基盤である。歴史的根拠を掘り下げ、日本人が理解しがたい民族性の謎を解く。 |
北朝鮮のルーツは李朝の恐怖政治にあった。さらに、チュチェ思想は儒教の社会主義版である――。韓国人にとって、北朝鮮の思想や行動は決して不可解ではない、と著者はいう。同じ民族ゆえに共有できる文化と資質があるからだ。
本書では、歴史や文化的背景をふまえ、日本の常識からは見えてこない朝鮮民族のメンタリティに迫る。
たとえば、「朝鮮のない地球はない」という自民族優越主義。「罪は親子孫三代にまでおよぶ」倫理観。「一糸乱れぬマスゲーム」を好む美意識。「喜び組」の背景にある美人病。さらに小中華思想、事大主義、侮日観、ハングル中心主義、父系血縁主義、身分制……。程度の差こそあれ、すべて韓国にも通じる世界である。すなわち、韓国人は北朝鮮を恐れていないのだ。
本書を読めば、なぜ太陽政策が韓国で支持されるのか、なぜ拉致問題に対して日本人ほど怒らないのか、がよくわかる。北朝鮮をめぐる日韓の意識のズレを明快に解いた好著である。
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