出処進退の研究
政治家の本質は“退き際”に表れる
長期政権となる可能性を秘めた小泉内閣。田中角栄や中曾根康弘など、過去の総理たちとの比較から最高権力者の退き際を考える。
- 税込価格
- 1,870円(本体価格1,700円)
- 発売日
- 2005年07月06日
- 判型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-63072-4

Content
小泉純一郎首相の在任期間が4年を超えた。コロコロと政権が変わった近年の日本の政界では珍事である。小泉首相自身は「06年9月の退陣」をにおわせるが、先のことは誰にもわからない。だが、その進退には興味が湧く。
なぜなら「いつどんな形で政権を手放したかという退陣劇にもその政治家の本質と人間性が凝縮されて表れ」(序章)、その決断はまさにドラマであるからだ。最高権力をめざす者たちの闘いであり、その座を手放すかどうかは複雑で強烈な内的葛藤であろう。政治家の生き方や哲学だけでなく、利害、損得、計算、思惑、好き嫌いといった感情も織り交ぜた判断である。
本書は田中角栄から森喜朗までの16人の首相経験者のうち、死去などで政権の座を離れた大平正芳と小渕恵三を除く14人の首相の出処進退の虚実をまとめた。首相経験者の人物論としてだけでなく、政治史の裏舞台を描いた400頁を超える大作である。
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