[改訂版]これ以上やさしく書けない不動産の証券化
発売日
2003年10月27日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-63152-3

[改訂版]これ以上やさしく書けない不動産の証券化

著者 渡辺晋著 《弁護士》
主な著作 『最新 区分所有法の解説』(住宅新報社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 前作に、Jリート(不動産投信)、新証券化の登場、PFIなどの動きを付加。ビジネスシーンで多く使われる専門用語の解説も充実させた。



 日本でも不動産の証券化が普及し、JリートやSPCといった言葉を新聞でも見かけるようになってきた。景気低迷や不良債権処理による暗い状況を打開する起爆剤であり、社会そのものが変わるとさえいわれる。

 具体的には、(1)不動産が不動産でなくなる、(2)オフィスビルの賃料が年金になる、(3)会社が生き返る、(4)不動産会社が変わる、(5)街に活力が戻ってくる、と著者は説く。なかでも不動産の証券化の最も重要な社会的意義は、都市を活性化し、居住環境や職場環境の質的向上を図ることだという。そのような観点から、改訂版では全体を新しい情報に書き換えるとともに、「PFI」について1章をもうけた。

 本書では、証券化の根幹は安定的な賃料収入であるという基本的な立場を維持し、新しい制度や現実の運用状況を解説している。金融・不動産関係者だけでなく、一般投資家や不動産所有者にもぜひ読んでもらいたい一冊である。