書籍

- 発売日
- 2004年05月17日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-63267-4
梅原猛の『歎異抄』入門
著者 | 梅原猛著 《仏教学者》 |
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主な著作 | 『梅原猛の授業 仏教』(朝日新聞社) |
税込価格 | 979円(本体価格890円) |
内容 | 親鸞の信仰を、弟子唯円が大胆率直に記述した書『歎異抄』。日本で最も優れた宗教書と絶賛する著者が、その強烈な思想の本質に迫る。 |
「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」。強烈なパラドックスを含むこの成句で有名な『歎異抄』。その一言一句から発せられる「毒」と「薬」は、時代や階層を超え、人々の魂を揺り動かしてきた。親鸞の純粋なる信仰を、直弟子唯円が大胆率直に記述した『歎異抄』の魅力とは何か。
わが国でもっとも優れた宗教書であると絶賛する著者が、その真髄をあまさず語る。法然と親鸞、親鸞と唯円という師弟関係を通して浮かび上がる独自の世界。道徳の延長ではない宗教の本質をえぐり出す。
また、『歎異抄』の聞書作者である唯円その人の出自をめぐり、梅原流の歴史観を披瀝する。これまで唯円は東国の出身であるとされていたが、数々の資料を通して、西国の出身ではないかと。そして親鸞と唯円の深い関係も、親鸞の晩年に京都で築かれたのではないかと、独自の推論を展開する。『歎異抄』成立の秘密に迫った興味深い洞察である。現代語訳と詳しい年表付きの決定版である。
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