書籍
- 発売日
- 2004年01月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-63269-8
歴史学ってなんだ?
著者 | 小田中直樹著 《東北大学大学院助教授》 |
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主な著作 | 『歴史学のアポリア』(山川出版社) |
税込価格 | 924円(本体価格840円) |
内容 | 過去を知ることは役に立つのか? 史実は明らかにできるのか? 「歴史」をめぐるさまざまな疑問に真っ向勝負、歴史学の裏舞台を覗く。 |
歴史は何のために学ばなければならないのか? そもそも、社会や個人の役に立つのだろうか?
年号ばかり羅列する歴史教科書への疑念。一方で相対主義や構造主義は、“歴史学の使命は終わった”とばかりに批判を浴びせる。しかし歴史学には、コミュニケーション改善のツールや、常識を覆す魅力的な「知の技法」が隠されていたのだ!
歴史小説と歴史書のちがいや従軍慰安婦論争などを例に、日常に根ざした存在意義を模索する。歴史家たちの仕事場を覗き「使える教養」の可能性を探る、素人のための歴史学入門講座。
[序]悩める歴史学 [1]史実を明らかにできるか―歴史書と歴史小説/「大きな物語」は消滅したか/「正しい」認識は可能なのか [2]歴史学は社会の役に立つか―従軍慰安婦論争と歴史学/歴史学の社会的な有用性 [3]歴史家は何をしているか―高校世界史の教科書を読みなおす/日本の歴史学の戦後史/歴史家の営み [終]歴史学の枠組みを考える
※2023年2月に価格変更しました
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