「恋する力」を哲学する
発売日
2003年12月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-63345-9

「恋する力」を哲学する

著者 梅香彰著 《哲学者》
主な著作 『壁にぶつかった時に読む哲学の本』(光文社知恵の森文庫)
税込価格 748円(本体価格680円)
内容 人生において「恋する」ことに深い意味はあるのか。語るも憚られる人間特有の激しい感情の構造を、真っ向から見つめ直す哲学エッセイ。



 人は恋してしまうもの。しかも特定の相手に。ある時は一目惚れ、ある時は友人だったはずの人。ひとたび火がつけば、その人のことしか考えられなくなる。その激しい感情のメカニズムとは?

 フロイトとユングの心理学を重ね合わせながら、ニーチェやキェルケゴール、プラトンの思想を軸に恋愛を哲学する。心の中に眠っている恋のエネルギーは、自立した人生を始めるための、かけがえのない起爆剤であることが語られる。

 人間特有の不思議な心理構造を通して、自分らしく生きる意味を真摯に考える哲学エッセイ。

 <内容紹介>なぜあの女ではなく、この女に惚れたのか?/なぜ好みのタイプの女性は人それぞれなのか?/理想の恋人像はどのように生まれるのか?/本物の恋愛なるものは幻想なのか?/相手の前で恥ずかしさを感じなければ、恋愛感情とはいえない/愛は本来、無償のはずである/相手を幸せにできないから一緒になれない/恋愛は希望へと向かう力etc