心理マーケティングの技術
欲しくなさそうな人にモノを売る

　モノが売れない時代といわれているが、こんな時代においてもトップセールスマンは、多くの交渉・商談の場面で心理反応を利用して実績を上げている。

　結局、マーケティングといっても、選んだり買ったりという意思を決めるのは人間だから、その人がどう考えているか、という心理的側面を見るよう努力しなければいけない。つまり、マーケティングや営業、販売のように、人とのコミュニケーションの中で提案し、売るような仕事では、相手の気持ちを知ること、知ろうとすることが重要なのである。

　心理反応を知っていれば、お客に喜んでもらえる企画を考えるのが楽しくなり、売上アップするためのアイデアがいろいろ浮かんでくる。そして、販売や営業に関わることがラクに、楽しくなるのである。

　本書は、イラストをまじえた物語で構成される本編と、その解説や実践へのヒントで構成される解説編から成り立ち、心理マーケティングの技術をわかりやすく解説する。