「おいしい」となぜ食べすぎるのか
発売日
2004年02月16日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-63403-6

「おいしい」となぜ食べすぎるのか
味と体のふしぎな関係

著者 山本隆著 《大阪大学大学院人間科学研究科教授》
主な著作 『美味の構造』(講談社選書メチエ)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 人はなぜ「おいしい」がわかるのか? どのような流れでおいしいと感じるのか? 人間の味覚の構造と現代の食文化を脳の働きから解明。



 「あぁ、おいしい!」――人間だけが味わえる至福のひと時。でも、だから食べすぎてしまう、と簡単には説明できないのが味覚の奥深さ。ラーメン、お酒、マヨネーズ……。なぜにそこまで“はまる”のか? そもそも「おいしい」とは何なんだ?

 好き嫌いのメカニズムや甘いものに目がない女性の秘密、さらには噛むことの効用など、体や脳のしくみを探り、現代人の「食べる」を科学する。

 昨今の食の乱れや無茶なダイエットを見直し、本物の味を見抜く感性を磨く。もっとおいしく食べて、人生を何倍も楽しむための究極メニュー。

 [内容紹介]赤い色は魅力的?/味のしなくなったガムを噛みつづけられる理由/味覚が変わった?/味、においは記憶されやすい/弱くても好きになってしまうアルコール/好き嫌いは遺伝する?/母乳は好きなのに牛乳嫌いが増える理由/マヨラーの条件/やめられない・止まらない/別腹のメカニズム/うま味調味料の秘密/日本人は和食