問題解決の交渉学
発売日
2004年09月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-63522-4

問題解決の交渉学

著者 野沢聡子著 《翻訳家、コミュニケーションインストラクター》
主な著作 『協調的交渉のすすめ(訳書)』(アルク出版)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 対立を恐れず、問題解決をはかるにはどうするか? コロンビア大学で開発された交渉術の要諦を開陳。成熟した大人のコミュニケーション術。



 上司部下の対立、企業間の利権争い、顧客からのクレーム……。ビジネスの現場に衝突は尽きない。しかし、その場しのぎの解決策では、新たな揉めごとの火種となるだけ。お互いにとって、より建設的なコミュニケーション・スキルはないものか。

 本書では、「自己主張」でも「妥協」でもない「協調的交渉術」を紹介。「自分の都合」と「他人への配慮」をいかに両立させるのか。米国・コロンビア大学で考案されたこの理論と実践法は、今やIBMはじめ一流企業の社員研修にも採用されているという。

 基本姿勢は、「コンフリクト(紛争対立)は、淀んだ水をきれいにする」ということ。摩擦を回避していては、根本的な問題解決につながらない。さらに、「ひたすら聞く態度」「共通の基盤をつくる」「思考の流れを表にする」など、今まで無意識的に行っていたことをいかに戦略的に進めるかが鍵である。「協調的交渉術」でトラブルはチャンスに変わる。新しいコミュニケーションを提言。