花柳界はこんなところでございます。
発売日
2004年07月28日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63568-2

花柳界はこんなところでございます。
お座敷の楽しみ方から芸妓とのつきあい方まで

著者 西川ぎん子著 《赤坂芸妓、日本舞踊西川流師範》
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 花柳界ってどんなところ? 赤坂の料亭で豪快に無邪気に遊んだ政財界、官界、芸能界、スポーツ界で活躍した男たちのエピソードを名物芸妓が語る。



 石原裕次郎に小唄の「さのさ」を教えたこともあるぎん子姐さんは、昭和34年から赤坂の花柳界で生きた名物芸者さん。お座敷からお座敷を人力車で飛び回った売れっ子で、各界で活躍する一流人にかわいがられた。

 本書は、ぎん子姐さんが50年のあいだに出会った、政財界、スポーツ、芸能界の粋な男たちとのエピソードや、赤坂の街を愛する老舗の旦那衆との小唄の勉強会、石原慎太郎東京都知事に励まされて立ち上げたNPO法人「江戸芸能伝承保存会」の催しの紹介、そして、「おやじさん」といって慕っていた旦那様とのあれこれを、料亭やお座敷遊びの楽しみ方とともに綴ったもの。

 なかなか体験できない世界だが、バイタリティーあふれる男たちの粋な遊び方や芸妓の心意気、祇園との違いなど、話のネタになる面白い話題がいっぱい。

 最近は、料亭の懐石料理と踊りを楽しむバスツアーなどもあるそうだが、まずは本書で大人の世界、花柳界をのぞいてみませんか?