北朝鮮が核を発射する日
発売日
2004年11月17日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63935-2

北朝鮮が核を発射する日
KEDO政策部長による真相レポート

著者 イ・ヨンジュン著
辺真一訳
主な著作 <訳者・好評既刊>『金正日の真実』(小学館)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 誰もが知りたくなかった真実――北朝鮮の核の脅威がそこまで迫っている! 核開発の実態を白日の下に全て曝け出す衝撃の書。



 本書は、KEDO<朝鮮半島エネルギー開発機構>事務局で政策部長を務め、同時に韓国の外交官としても活躍している著者が、北朝鮮の核武装の現状を綴った生々しいレポートである。

 現在、北朝鮮では年間6~7kgのプルトニウムが生産可能。これにより毎年数発の原子爆弾が製造できる。また、すでに取り出した8,000本の使用済み燃料棒を再処理すれば、半年以内に年間17~26kgのプルトニウム抽出が可能になり、5~6発の原子爆弾が製造できる。

 さらに、北朝鮮は核の使用を全くためらわない人たち―国際テロリスト集団を支援する、唯一の核保有国である。当然アメリカ、韓国、日本らは綱渡りの外交交渉をつづけているが、本書では専門家の立場から、北朝鮮に対する各国の戦略を平易に解説し、核問題解決の可能性を占う。

 翻訳者の辺真一氏による、ブッシュ再選までを視野に入れた解説も掲載。日本史上最大の危機のすべてを網羅した一冊。