インパール作戦
発売日
2005年01月26日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-64031-0

インパール作戦
日本陸軍・最後の大決戦

著者 土門周平著 《戦史研究家》
主な著作 陸軍大将・今村均』(PHP研究所)
税込価格 2,090円(本体価格1,900円)
内容 ビルマからインドへ、勢力範囲を無理に拡大しようと焦った日本陸軍は、押すも引くもならない悲惨な戦闘に陥る。書き下ろしによる戦記。



 英軍の援蒋ルートを、インドのアッサム地方攻略によって遮断する。これが、インパール作戦の目的であった。昭和18年における、日本軍の後退ムードを断ち切るためには、絶好のカンフル剤となる作戦ではあったが、度重なる図演の上でも、成功の確率は皆無であった。しかし、陸軍は、第十五軍司令官・牟田口廉也中将を核として、昭和19年初頭、その決行に踏み切る。それこそは、日本陸軍の指揮・命令系統の崩壊の始まりであった。旧陸軍出身の著者が、経験に基づいた分析を加えながら、日本陸軍最悪の作戦の様相を描く、書き下ろし戦史。