ロボットは人間になれるか
発売日
2005年02月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64155-3

ロボットは人間になれるか

著者 長田正著 《九州大学名誉教授》
主な著作 『自律分散をめざすロボットシステム』(オーム社)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 ロボットはどこまで人間に近づけるか。二足歩行や人工知能のメカニズムから、ロボット社会など最新の話題までをわかりやすく解説。



 二本足で走り、ボールも蹴れば、ダンスも民謡も踊る……。90年代から日本のロボット開発は目覚ましい発展を遂げてきた。「ヒューマノイド(人間型ロボット)」に代表される次世代ロボットは、これまでの産業用ロボットとは違い、生産性を上げるために専門特化することを目指してはいない。はたして、そんなロボットは何の役に立つのだろうか? そして研究・開発の最前線はどこに向かおうとしているのか?

 ロボット研究の草創期から携わってきた第一人者が、今日までの道のりを振り返り、ロボット社会の夢と課題を説く。

 ロボットは経験から学習し、心や人格を持つことができるのか? ロボットが人間と共に暮らすような、ロボット都市構想は実現するのか? 癒し系ロボットは高齢者を孤独から救えるのか? ロボットが正確に環境を認識し、正しく物を運んだりするためのメカニズムとは……。日本のものづくり精神の究極に迫る一冊!!