考える技法
発売日
2005年03月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64237-6

考える技法
小論文で頭がやわらかくなる

著者 小阪修平著 《評論家、予備校小論文講師》
主な著作 『イラスト西洋哲学史』(宝島社)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 自分の頭で「考える」ためのコツとは? 小論文問題を解きながら発想の手順やヒントを解説する。論理的思考とひらめきのトレーニング。



 自分の頭で考えられる人はどこが違うのか? 周りを唸らせるにはテクニックが必要である。投げかけられた問いの論点をつかみ、キイワードを見つけ、反論を予想しながら発想を深めていく。

 「文学部に行って将来役に立つのか」「先生を好きになってしまったらどうする?」といった身近な話題に始まり、「なぜ人を殺してはいけないのか」「なぜ善良な人が不幸にみまわれるのか」といった哲学的な議論にも挑戦。さまざまなテーマ、切り口で出題された小論文問題を材料に、発想のヒントをやさしく順序立てて解説する。

 [アタマの体力をつける発想のトレーニング]考えるプロセス(1)関係をつかむことば (2)近代的な考え方の枠組み (3)ことばを分析し、対立概念をつくる (4)対照的なことばを見つける (5)問いを発見する (6)テーマを発見する――発想を豊かにする (7)問いを変換する (8)なぜ人を殺してはいけないのか――道徳と倫理  (9)旅の終わりに――制度と風景