神道の常識がわかる小事典
発売日
2007年04月16日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64452-3

神道の常識がわかる小事典

著者 三橋健著 《國學院大学教授》
主な著作 『神道―わが家の宗教』(大法輪閣)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 「祝詞」「柏手」「八百万」「ハレとケ」にはどんな意味があるのか? 日本人なら知っておきたい神道の歴史と教義をやさしく解説した入門書。



 日本の風土から生まれた固有の民族宗教・神道。私たちの日常に深く根を下ろしながら、その由来や作法を知らない人が多いのでは? 「二拝二拍手一拝」にはどんな意味があるのか。なぜ禊(みそぎ)や祓(はらえ)が大切なのか。天皇と稲作の関係とは……。神道の根本思想を説きながら、興味深い話はさらに広がる。「神道」という語は中国で造られた熟語であるという。割り箸のルーツは神道儀式にあった。神職のことを禰宜(ねぎ)と呼ぶのは神を「ねぎらう」から。神棚は、南向きないし、東向きの高いところに設けるのがよい、など日本人なら知っておきたい神道の基本知識を教えてくれる。さらに、『古事記』『日本書紀』をはじめ、国学の四大人(うし)といわれる荷田春満、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤などの国学者についても紹介。また、伊勢神道、吉田神道、山王神道など、神道の様々な流派についても解説する。碩学が太古より伝わる神の道を解き明かしている。