小さな会社は「個人情報保護法」にどう立ち向かったか
発売日
2006年04月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64855-2

ドキュメント
小さな会社は「個人情報保護法」にどう立ち向かったか
ある不動産鑑定会社におけるケーススタディ

著者 井上明義監修 《不動産鑑定会社社長、経済ジャーナリスト》
橋本淳司
主な著作 これから5年・地価は半値になる』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 個人情報保護法にいかに取り組むべきか? ある小さな会社の実例に学ぶとともに、今後への対策を考えるビジネスノンフィクション。



 本書は、社員60名の小さな会社が、個人情報保護法と格闘した記録である。不動産鑑定会社である三友システムアプレイザルに、ある日、クライアントからの質問書が届いたのが事の始まりであった。そこには、個人情報保護法施行を控えて、社内体制からシステム管理、規定の有無などまで、詳細に対応状況を問いただす質問が並んでいた。正直な所、「個人情報保護法なんて自分たちには関係ない」と考えていた三友の社員たちは驚く。しかし、「何とかしなければ……」と立ち上がっては見たものの、実際は途方にくれるような茨の道が待ち受けていた……。個人情報保護法施行から1年。今でも、個人情報の漏洩事件は新聞の社会面を頻繁に賑わしている。混乱する企業社会に、三友の悪戦苦闘の実例は確かなヒントを提供するに違いない。「明日は我が身」と思って読むべき一冊である。