「持ち家」という病
発売日
2016年11月21日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-83197-8

「持ち家」という病
不動産と日本人・「これまで」と「これから」の経済学

著者 井上明義著 《株式会社三友システムアプレイザル相談役》
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 「家を持ってこそ一人前」という考え方は、いかに日本人に植え付けられたか。今後、不動産についてどう考えるべきかを説く。



 「知らなければ絶対に損をする知識」が、世の中には確かにある。それを知らないことによって、人生の歯車がくるってしまい、なにもかもがうまくいかなくなってしまうこともある。その中の代表的なものが、「持ち家」に関する知識である。「土地は値下がりしない」という「土地神話」が生きていた1990年代始めまでは、「家を、ローンを組んで買う」行為は、経済的観点からは正しかった。しかし、「土地神話」は今では完全に終わっているのに、「家をローンを組んで買う」という行為は、いまだに「当たり前のこと」と、多くの日本人が考えている。「老後の住処として残る」「子供に遺産として遺せる」……など何かしら言い訳をつけて、家を買い続けている。本書では、不動産のプロが、「今こそ、家を買うのは止めた方がいい」という理由を、過去の事実や、現在の状況、そして未来の予測から明らかにする。これからどんな社会になるのかを不動産の視点から説く。