日本のものづくりが中国を制す
発売日
2006年06月12日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-65400-3

日本のものづくりが中国を制す
旺旺集団と岩塚製菓が挑む「世界品質」への道

著者 蔡衍明監修 《旺旺企業集団代表/マーケティング・プロデューサー》
辻中俊樹著
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 新潟の岩塚製菓からノウハウを学んだ台湾の菓子メーカーが広大な中国市場を制覇できたのはなぜか? 恐るべき経営手腕のすべて。



 20年前に創業した台湾の菓子メーカー・旺旺集団は、いまや中国全土に90以上の工場を稼動させ、スナック菓子ではNo.1のシェアを持つ。売上でも日本のグリコ、森永製菓、明治製菓を凌駕し、ロッテをも超える規模に。なぜそれほどまでに急成長できたのか。

 旺旺集団飛躍の秘密は、新潟の老舗米菓メーカー「岩塚製菓」の存在なしに語れない。物語は、旺旺集団の創業者である若き蔡氏が岩塚製菓のヒット商品『サンフレンド』を食べて感動したところから始まる。蔡氏は岩塚製菓の槇社長(先代)に技術指導をお願いするが、なかなか首をタテに振ってくれない。その理由は、米菓の命はよい原料と高い加工技術であり、日本と気候と風土も違う台湾で同じような品質の商品をつくるのは難しいと判断したからである。

 しかし、蔡氏の情熱と行動力が槇社長を動かし、ついに旺旺集団への技術指導が始まる。米菓づくりに命を賭ける男たちの感動のドラマ。