しつけの知恵
発売日
2003年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66066-0

しつけの知恵
手遅れにならないための100の必須講座

著者 多湖輝著 《千葉大学名誉教授》
主な著作 なぜいい考えが浮かばないのか』(PHP研究所)
税込価格 649円(本体価格590円)
内容 悪戯好きな子、約束を守らない子。そんな子供たちこそ正しく接すれば素直で元気な子供に育つもの。大反響をよんだ子育ての知恵100。



 本書の著者は、改めていうまでもなく、「頭の体操」で一世を風靡した多湖輝氏である。多湖氏は、「頭の体操」によって、売れっ子心理学者となったが、じつは氏にはもう一つの顔がある。それは、千葉大学付属小学校の校長を務めた、教育者としての顔である。

 本書は、その「教育者・多湖輝」と「心理学者・多湖輝」の両面から、子どもをよい子に育てるための「しつけ」について書かれたものである。したがって、100項目に及ぶ「しつけのヒント」の一つ一つは、子どもの心理を上手く利用した、効果的なものばかりである。

 たとえば、転んで痛がっている子どもには、「痛かったでしょう」ではなく「痛くないわね」と応じる。重大な注意ほど、ふだんより低い声で応じる。存分にマンガを読ませれば、マンガを読まなくなる、といった具合だ。

 よい子を育てるにはちょっとした工夫が必要なもの。子育てに悩むお父さん、お母さんに贈る「しつけのバイブル」である。