おはなしのくすり箱
発売日
2004年05月06日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66110-0

子どもと読む
おはなしのくすり箱

著者 コルネリア・ニッチュ著 《児童心理学者》
平野卿子
税込価格 565円(本体価格514円)
内容 話をする筆箱、のんびり屋の男の子、こわがりなウサギなどが主人公の童話集。読み聞かせながら子どもと話をすることができる27の物語。



 本書は、ドイツで絶賛された子どものための読み聞かせの本です。本書におさめられている27の物語は、毎日の生活に必要なことを教えてくれたり、子どもに、さまざまな問題を自分で考えるきっかけを与えてくれます。読み聞かせは、子どもの心を大きく育てるのです。

 子どもが朝なかなか起きてこなかったら――「黄色いオウムのお話」、子どもが仲間はずれにされたら――「恥ずかしがりやのカエルのお話」、片づけをいやがったら――「話をするペンケースのお話」、子どもがこわがりだったら――「大きなウサギと小さなウサギのお話」……。

 お話のなかでは、必ずしも問題が「合理的に」解決されるわけではありません。なかには、不思議な終わり方をするものもあります。けれども、どの物語も、明るい気持ちになったり、勇気がわいてくるものばかりです。

 読み聞かせながら、親と子がふれあい、大切な問題について話をするきっかけができる童話集。