織田信忠
「本能寺の変」に散った信長の嫡男
もし織田信忠が生きていたら秀吉の台頭はなかった――本能寺の変で、父信長とともに非業の死を遂げた信忠の青春時代を描いた長編小説。
- 税込価格
- 1,047円(本体価格952円)
- 発売日
- 2004年02月02日
- 判型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-66138-4

Content
「『本能寺の変』で歴史は変わった」とはよく言われることだが、信長のみならず、信忠が死んだことも見据えて、そう言っている人は少ないだろう。
本能寺の変が起こった時、信忠は26歳。武田攻め、雑賀討伐などで戦功を重ね、後継者としての力量と判断がようやく信長に認められ始めた矢先の出来事だった。戦場では決して死を恐れない勇将ながら、素顔はなんとかして父に認められようと悩みもがき、そして背伸びをしていた普通の青年。しかし著者は「あとがき」でこう記している。「信長が死んでも信忠が死なずに安土に戻り、軍勢を立て直して惟任光秀に向かったならば秀吉も豊臣姓を名乗らず、家康も神君などと崇められなかったのではないでしょうか。織田幕府は充分に開ける人材だったと思います」。
本書は、天才・信長との葛藤、そして弟たちとの後継者争いに悩みながらも、たくましく成長していく信忠の生涯を描いた長編歴史小説である。
文庫書き下ろし。
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