高脂血症
発売日
2004年05月06日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66190-2

専門医がやさしく教える
高脂血症
コレステロール・中性脂肪を減らす食事と生活の心得

著者 井藤英喜著 《東京都多摩老人医療センター院長》
税込価格 755円(本体価格686円)
内容 高血圧症、心筋梗塞、脳梗塞の要因となる高脂血症の正しい知識を紹介しつつ、家庭でできる運動療法と食事療法を専門医が懇切に解説。



 「高脂血症」とはどんな病気なのか、ご存じでしょうか。簡単に言ってしまえば、血液中の脂肪分が一定量を超えて高くなっている状態。つまりは、サラサラ血液の逆の状態のことです。ここ十数年、日本の食生活が欧米化するのにつれて、この病気になる人が急増しています。

 でも、高脂血症で死んだ、などという話は聞いたことはないでしょう。たしかに高脂血症が直接の原因で死にいたることはありませんし、痛くもなければ痒くもない。自覚症状がないので、「沈黙の病気」とも呼ばれているほどなのです。

 しかし、厚生労働省をはじめ多くの医師たちが警鐘を鳴らしているのは、高脂血症が動脈硬化の原因になり、最悪の場合、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の遠因となるからです。

 本書は、コレステロールを減らし、血中の脂肪値を下げる食事のメニューと日常生活の心得を豊富なイラストとともに紹介しています。クスリに頼らず、健康に暮らしたいあなたに贈る1冊です。