書籍
- 発売日
- 2005年05月02日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-66300-5
藤堂高虎
秀吉と家康が惚れ込んだ男
著者 | 羽生道英著 《作家》 |
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主な著作 | 『伊藤博文』(PHP研究所) |
税込価格 | 796円(本体価格724円) |
内容 | 秀吉が惚れ込んで直臣とし、家康が絶対の信頼を寄せて腹心とした男。「ごますり大名」といわれてきた彼の、隠れた魅力に迫る長編小説。 |
二人の天下人が惚れ込んだ戦国武将、藤堂高虎――豊臣秀吉は何がなんでも彼を自分の直臣にしようと画策し、徳川家康は譜代の家臣ではない彼に誰よりも厚い信頼を寄せた。近江の一豪族の次男として生まれた高虎が、浅井長政をはじめ、羽柴秀長、秀吉、家康とつぎつぎに主を変えながら、明日をも知れぬ戦国乱世をしたたかに生き抜き、伊賀・伊勢32万石の太守にまで上りつめることができたのは何故か。
槍をとっての戦さ働きはもちろん、将としての駆け引き、水軍の指揮、築城技術、戦時だけでなく平時における情報収集など、あらゆる能力を身につけていった高虎は、持ち前の向上心と不断の努力によって、日々己の価値を高め、人生を切り開いていった……。
主を何度も変えてきたのにもかかわらず、最後に仕えた家康からの絶大な信頼を勝ち取ったことから、「ごますり大名」「二股膏薬」と揶揄された藤堂高虎の汚名をすすぎ、その真実の姿を描ききった長編力作。
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