書籍

- 発売日
- 2008年12月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67147-5
お江戸の意外な「食」事情
大都市江戸の四季折々の「おいしい生活」
著者 | 中江克己著 《ノンフィクション作家》 |
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主な著作 | 『お江戸の意外な生活事情』(PHP研究所) |
税込価格 | 713円(本体価格648円) |
内容 | たとえば、おせち料理の数の子、田作には、江戸庶民の「思い」が託されていた! 川柳をまじえて紹介する「食」の意外なエピソード。 |
江戸時代の特徴を一つ述べよと言われれば、戦乱の時代が終わり、世の中が落ち着きを取り戻し、庶民文化が大輪の花を咲かせた時代と言えるのではないだろうか。滑稽な物語を綴った書物が盛んに読まれ、芝居小屋には人が集い笑いと涙があふれ、着物にも贅をこらした。それも文化の一面に違いないが、食に関する関心の高まりも、またその一面である。
本書では、人間が生きて行くには欠かすことのできない「食」に注目し、江戸の庶民たちの「おいしい生活」を支えた食物のエピソードを、古川柳を交えながら紹介した。
新年のお節料理には、豊作祈願、子孫繁栄などの意味を込め、春には家族・長屋でお重を持って花見に出かけ、夏には鰻で滋養をつけ、秋には松茸の香りを楽しみ、冬は蜜柑やネギを多く摂って風邪を予防した。
ここに紹介した意外にも、江戸の庶民が「食」に込めた知恵と心意気が分かる一冊に仕上がっている。江戸ファン必読の書。
文庫書き下ろし。
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