いすになった木
発売日
1999年07月01日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-68179-5

いすになった木

著者 梁 淑玲作・絵
宝迫典子訳
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 わがままで自分勝手な木は、みんなの嫌われ者でした。……エイトと出会って人を愛する喜びを知り、成長していく木の物語。台湾の翻訳絵本。



 台湾の国語日報(小学生が読む新聞や雑誌を発行している出版社)が2年に一度、すぐれた童話や絵本に贈る、「牧笛賞」受賞作品。PHP初の翻訳絵本です。 巨人エイトの花園には、一本の木がありました。木はわがままで自分勝手。自分のことしか考えていない木のことを、動物たちは嫌っていました。木はいつもひとりぼっちでした。 ところが、エイトとの出会いを通して、木は変わっていくのです。エイトのやさしい言葉は、寂しさでかわいた木の心を潤しました。そして自分のことしか考えなかった木は、みんなを幸せな気持ちにしてくれる木へと成長しました。木は、心にも美しい花を咲かせたのです。 読む人の心をほのぼのとさせてくれるお話はもちろん、色鮮やかで味のある絵柄も魅力的。幼児から大人まで、たくさんの人に読んでほしい一冊です。読む度に、きっとあたたかい気持ちになれます。