けがをしたすずめと一年生
発売日
1999年07月12日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-68181-8

けがをしたすずめと一年生

著者 鈴木喜代春作
うちべ けい絵
主な著作 <作者・好評既刊>『きよはる先生の一年生文庫』(あすなろ書房)
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 学校に行く途中、ケガをして飛べなくなったすずめを見つけた修平は、かわいそうになって家にもってかえり、薬をぬってやります。



 小学校低学年向けの「PHPとっておきのどうわ」シリーズの新しい一冊です。 小学校の先生として子どもたちを教えたこともある鈴木喜代春氏の作品です。鈴木氏はみずからの経験を作品作りに生かし、これまで「きよはる先生の一年生文庫」(あすなろ書房)など、一年生が登場する作品をたくさん書いており、どれも好評です。この作品では、けがをしたすずめをたすける一年生、修平くんが主人公です。 修平くんは、ある日、学校に行く途中、けがをしてとべないすずめを見つけました。チュンチュンないて、とても痛そうです。家にもって帰ってクスリをぬってあげたいと思いましたが、そうすると遅刻してしまいます。でも、修平くんはすずめをほうっておくことができず、すずめを手当てしてあげることにしました。 修平くんのやさしさが心をうつ作品です。うちべけい氏のさし絵も表情が豊かで、すばらしい出来です。