ひなたむらのしんまいおまわりさん
発売日
2004年08月23日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-68496-3

ひなたむらのしんまいおまわりさん

著者 すとうあさえ作
上條滝子絵
主な著作 『ざぼんじいさんのかきのき』(岩崎書店)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 ある日、ひなたむらに女の子が迷い込んできました。新米おまわりさんのくにさんが、秋の草花で遊びながら女の子を案内していきます。



 ひなたむらで大きくなったくにさんが、新米おまわりさんになりました。村のみんなは、くにさんのことを子どもの頃からよく知っています。「りっぱなおまわりさんになったこと…」とおいもを届けにきたおばさんも言いました。

 天気のいい日曜日、くにさんはいつものように自転車に乗って、パトロールにでかけました。すると、大銀杏の木の近くで子どもたちが集まっています。どうやら、見知らぬ女の子が道に迷ってしまったようです。女の子は丘の上にあるおばあちゃんの家に行く途中だと、涙を流しながら答えました。そこで、くにさんと子どもたちは、女の子を連れて、丘を目指して出発しました。

 道の途中、草笛を吹いたり、くりのスプーンを作ったり、はっぱのシャワーで遊びました。くにさんは、おまわりさんの仕事を忘れて遊びに夢中です。秋の草花で遊んだ後は、おやつにおいしいやまぶどうを食べました。

 あたたかい秋の色が、画面いっぱいに広がる一冊です。