書籍

- 発売日
- 2007年05月23日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-69003-2
大地の慟哭(どうこく)
中国民工調査
著者 | 秦尭禹著 田中忠仁訳 永井麻生子訳 |
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税込価格 | 1,980円(本体価格1,800円) |
内容 | 2億人を超える中国の出稼ぎ労働者「民工」の貧困・差別・冷遇に苦しむ実態を初めて明かした衝撃のレポート。胸をしめつけられる書。 |
中国の経済成長と都市の発展を支えるのは、誰も進んで就こうとしない3Kの仕事に身を投じて働く出稼ぎ農民(民工)である。その数なんと2億人を超える。彼らの労働環境、生活環境は苛酷である。たとえば建築民工の場合、何カ月も働いて給料をもらえないケースがある。また工場で危険な化学薬品を知らずに使い、命を落とす女子民工も後を絶たない。鉱山での死亡事故も多発している。にもかかわらず、彼らには何の保障もないのだ。
故郷から連れてきた子どもの教育も深刻な問題である。都会の学校に通うだけのお金がないため、未就学児童がどんどん増えている。さらに、故郷に置いてきた子どもたちも性的虐待や不慮の事故に襲われている。
本書は、中国で社会問題化している民工の生活実態を克明に取材、貧困・差別・冷遇に苦しむ彼らの生の声を集めた衝撃の書。日本では考えられない「格差」に憤りを感じずにはおれないだろう。
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