国境を越えた源氏物語
発売日
2007年09月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69259-3

エンゼル叢書⑩
国境を越えた源氏物語
紫式部とシェイクスピアの響きあい

著者 岡野弘彦著 《(岡野)國學院大學名誉教授、(ピーター)上智大学名誉教授、(渡部)上智大学名誉教授》
ピーター・ミルワード
渡部昇一
主な著作 渡部昇一の古代史入門』(PHP研究所)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 世界中から愛される源氏物語。その意味をシェイクスピアとの文藝比較から模索。時空を超え、母語に遡り、日本人の根生いの心に迫る。



 本書は二〇〇八年源氏物語千年紀記念事業への参加作品として、三回のGenjiフォーラムを、Part1「源氏物語とシェイクスピアのめぐり逢い」、Part2「古典は我々にかく語りき」として改めて編纂したものである。さらに特別研究として、Part3「『古典に学ぶ』ということ」を加え、文化の根幹を成す言語への問題提起を行っている。

 副題の<紫式部とシェイクスピアの響きあい>からも分かるように、東西古典を比較研究することで「母語とは何か」という言葉の本質に迫る。さらに、源氏物語を世界文学に押し上げた訳者アーサー・ウェイリーの翻訳により、源氏物語の魅力と日本独自の文明論を再発見する。

 前著[9]『芸術都市の創造』に続く<芸術の都・京都から芸術の国・日本へ>への行動提言第二弾として、母語文藝の復興を問いかけ、京都ルネサンス推進運動に結びつくよう熱き思いが込められた、言語のエキスパートたちによる渾身の一冊である。